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manamisougoumaeda

「シオガマ」


ー「僕、生まれたのはシオガマやし」今年のお正月、父がそう言ったのに驚いたー


私の実家は古い大きな家で、祖母たちが家を大事にしている言動をみて、代々伝わってきたのだと思っていました。

ところが、買った家だったのです。しかも父が子供の時に。

子供の頃の思い出は、別の家にもあるということです。


そこから私は、昔住んでいた人のこと、どうやって買ったのかを聞きました。

「シオガマ」にある借家に連れて行ってもらうと、隣の人がまだおられて、「おばあちゃんそっくり」と言われました。



私は、昔、舞鶴に住んでいました。

そこで幼少期を過ごし、大切な思い出がありました。

24歳の時、15年ぶりにその地を訪ねました。


高校生頃から、ずっと「家を売る」という噂が付き纏っていました。

実際に一度買い手が見つかりましたが、断りました。


実家には梅の木、蔵があります。

武家屋敷の造りで、廊下がいくつかの部屋を囲むようになっています。

いわゆる「お宝」は、持ち主が持っていったということでした。


写真館(別サイト)


2012年に帰省した頃、家はお稽古事の人が出入りするようになっていました。



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